<相場の読み筋>1月16日

2023/1/16 7:45

 前週末13日の米国株式は、NYダウが前日比112.64ドル高の3万4302.61ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同78.052ポイント高の1万1079.157ポイントと6日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億8407万株、ナスダック市場が47億1955万株だった。朝方は、翌週16日がキング牧師の生誕日の祝日で3連休となることから、利益確定売りやポジション調整の売りに押される場面がみられた。ただ、1月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が64.6と、市場予想平均の60.5を上回ったほか、予想インフレ率が12月の4.4%から4.0%に低下し、インフレへの警戒感が後退する格好となった。NYダウ採用銘柄では、JPモルガンやキャタピラー、ゴールドマン・サックスなどが、値上がり率の上位に入っている。

 16日の東京株式は、弱含みの展開か。日経平均株価は前週末13日に軟調な展開だったことや、前週末13日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値が、13日の大阪取引所清算値比290円安の2万5790円だったこともあり、同清算値にサヤ寄せするスタートとなりそう。売り一巡後は、現地16日の米国市場がキング牧師生誕日の祝日で休場となることや、17-18日に日本銀行の政策決定会合が開催されることもあり、模様眺めムードが広がりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=127円台の後半(前週末13日は128円37-39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=138円台の半ば(同139円26-30銭)と円高方向に振れている。前週末13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、オムロン<6645.T>、ホンダ<7267.T>などが、同13日の東京終値に比べ安かった。

(イメージ写真提供:123RF)

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