龍源電力集団、22年の風力発電量は前年比13.66%増の5830万MWh

サーチナ

中国株

2023/1/17 9:24

 中国国内や海外で主に風力発電事業を手掛ける電力会社の龍源電力集団(00916/香港)が1月12日、2022年の年間発電実績を発表した。風力発電量は前年を13.66%上回る約5830万メガワット時だった。

 同社は内モンゴル自治区をはじめとする中国の29省・自治区・直轄市とカナダ、南アフリカ、ウクライナで風力発電を手掛けているほか、火力発電事業やその他の再生可能エネルギー事業を手掛けている。

 22年の年間発電量は7063万3024メガワット時で、前年の63万2853メガワット時を11.61%上回った。このうち、風力発電は5830万8065メガワット時で、前年の5129万9762メガワット時から13.66%の増加となった。火力発電は1057万2663メガワット時で前年の1077万6027メガワット時から1.89%減、その他の再生可能エネルギーは175万2296メガワット時で、前年の120万9540メガワット時を44.87%上回った。

 省別の風力発電量では、内モンゴル自治区が683万5334メガワット時(前年比4.07%増)で最も多く、次いで江蘇省の海上風力発電が538万629メガワット時(同33.44%増)、河北省が399万3512メガワット時(同9.17%増)、新疆ウイグル自治区が397万318メガワット時(同0.87%増)、復権sy用が362万9312メガワット時(同31.34%増)などとなっている。最も大きく発電量が増えたのは広西チワン族自治区で、前年比3.46倍の190万1034メガワット時だった。

 また、海外では南アフリカが69万3043メガワット時(同11.52%減)、カナダが28万3219メガワット時(同7.05%増)、ウクライナが22万8529メガワット時(同2.52倍)となっている。ウクライナの風力発電事業は21年12月に始まったため年間の実績では22年が大きく上回ったが、12月単月の発電量のみを比較すると21年の9万742メガワット時に対し22年は1万6182メガワット時と82.17%減少しており、ロシアの侵攻によるウクライナ国内インフラ破壊の影響を受けたものとみられる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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