自動車ディーラーの中国永達汽車、コロナ規制響き22年12月通期は純利益が最大43%減

サーチナ

中国株

2023/1/20 9:39

 中国の自動車販売代理店、中国永達汽車(03669/香港)は1月17日、2022年12月期の通期決算において純利益が前期比で大きく減少する見込みであると発表した。

 同社の概算によれば、22年12月期通期における株主帰属の純利益が21年12月期に比べて最大43%の減少となる見込み。利益減少の要因として、22年3〜5月に上海で新型コロナの感染が拡大し、長期間におよぶ厳しいロックダウン措置が取られたこと、上海以外の地域にある店舗も新型コロナに伴う各種規制の影響を受け、同12月に当局がゼロコロナ政策の転換を打ち出して以降も影響が残っていることを挙げた。これらの影響により当期における新車販売およびアフターサービス収入が減少するとともに、新車販売の売上総利益率も低下したとしている。

 一方で、在庫サイクルや資産・負債構造は良好な状態を保ち、比較的良好な営業キャッシュフローを生んだとしたほか、当期における全体的な財務状況は安定していたと評価している。

 同社の21年12月期の売上高は779億1655万人民元(前期比14.25%増)、純利益は26億1807万元(同51.06%増)。22年1〜6月期の売上高は313億9162万元(前年同期比22.48%減)、純利益は7億3302万元(同43.59%減)だった。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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