<相場の読み筋>1月23日

2023/1/23 7:45

 前週末20日の米国株式は、NYダウが前日比330.93ドル高の3万3375.49ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同288.165ポイント高の1万1140.434ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億9903万株、ナスダック市場が55億94万株だった。19日の通常取引終了後に22年10-12月の決算を発表し、有料契約者数の伸びが市場予想の平均を上回ったネットフリックスや、1万2000人の人員削減を発表したグーグルの持株会社アルファベットなどが買われ、ハイテク株全般が物色された。NYダウ採用銘柄では、ウォルトディズニーやマイクロソフト、セールスフォースなどが、値上がり率の上位に入っている。

 23日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。日経平均株価は、前週末20日に反発した動きや、現地23日の欧米株式が上昇したことから、株価指数先物を中心に買い戻す動きが先行するとみられる。好地合いのなか、心理的なフシ目の2万7000円を意識する場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=129円台の半ば(前週末20日は128円87-90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の後半(同139円71-75銭)と円安に振れている。前週末20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>、ソフバンクグループ<9984.T>などが、同20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同20日の大阪取引所清算値比385円高の2万6915円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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