太陽光発電用多結晶シリコン製造の新特能源、22年12月期通期の純利益が約130億元超の見込み

サーチナ

中国株

2023/1/24 9:23

 太陽光発電材料メーカーである新特能源(01799/香港)が1月19日、2022年12月期通期の業績予測を発表し、純利益が大きく増加する見通しであることを明らかにした。

 同社は変圧器など電力輸送、変電装置メーカーである特変電工(600089/上海)の子会社で、15年に香港メインボードに上場した。多結晶シリコンなど太陽光発電用素材や、シリコン系素材、セラミック、ジルコニウム系素材、粉粒体などの素材の研究開発、製造を手掛けており、22年5月現在で年産10万トンの高純度結晶シリコン生産能力を持つ。また、太陽光、風力などの発電設備建設運営プロジェクトも手掛けており、これまでに建設した新エネルギー設備は5000か所あまり、総発電容量は21ギガワットとなっている。

 公告によれば、22年12月期通期の上場企業株主に帰属する純利益は少なくとも130億人民元となり、21年12月期の49億5500万元から2.62倍以上の大幅増になる見込み。大幅な利益増の要因については、多結晶シリコン製品の販売数が増えた上、多結晶シリコン製品価格も前期に比べて上昇したことを挙げている。

 21年12月期の売上高は225億2303万元(前期比58.81%増)、純利益は53億8401万元(同6.50倍)。22年1〜6月期の売上高は147億1626万元(前年同期比88.82%増)、純利益は60億3023万元(同4.45倍)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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