<相場の読み筋>2月14日

2023/2/14 7:45

 13日の米国株式は、NYダウが前週末比376.66ドル高の3万4245.93ドルと続伸、ナスダック総合指数は同173.669ポイント高の1万1891.789ポイントと4日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億7911万株、ナスダック市場が44億89万株だった。ニューヨーク連銀が発表した1月消費者調査で、3年先の期待インフレ率が2.7%となり、前月の2.9%から低下した。14日に米1月CPI(消費者物価指数)の発表を控えるが、インフレ低下による利上げペースの鈍化期待が高まり、買いが優勢となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ネットフリックスやマイクロソフト、メタ(旧フェイスブック)などが買われた。

 14日の東京株式は反発後、堅調な展開か。日経平均株価はきのう13日に急反落した反動や、現地13日の米国株式が上昇した動きを受け、買い先行スタートとなりそう。ただ、現地14日に米1月CPIの発表が予定されていることから、模様眺めムードが広がりそうで、個別株への物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=132円台の半ば(13日は132円12-14銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=142円前後(同141円13-17銭)と円安に振れている。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比260円高の2万7700円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ