<相場の読み筋>2月15日

2023/2/15 7:45

 14日の米国株式は、NYダウが前日比156.66ドル安の3万4089.27ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同68.356ポイント高の1万1960.145ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億4156万株、ナスダック市場が46億3606万株だった。注目された米1月CPI(消費者物価指数)は、前年同月比6.4%上昇し市場予想平均の同6.2%を上回った。インフレの高止まりによるFRB(米連邦準備制度理事会)による引き締め策の継続が意識され、NYダウは一時410ドルを超える下げを見せる場面があった。売り一巡後は、押し目を拾う動きが出て、下げ幅を縮小する格好となったようだ。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやエヌビディア、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが買われた。

 15日の東京株式は、続伸後もしっかりした展開か。現地14日の米国株式は、NYダウが反落する一方、ナスダック総合指数は続伸するなど、まちまちの動きとなったが、日経平均株価は、きのう14日に反発した展開が継続し、買い優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の前半(14日は132円07-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=142円台の後半(同141円74-78銭)と、円安に振れていることから、輸出関連銘柄を中心に堅調な展開が見込まれる。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、クボタ<6326.T>、パナソニック<6752.T>、日産自<7201.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比125円高の2万7745円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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