<相場の読み筋>2月28日

2023/2/28 7:45

 27日の米国株式は、反発した。NYダウが前週末比72.17ドル高の3万2889.09ドル、ナスダック総合指数は同72.037ポイント高の1万1466.979ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億3616万株、ナスダック市場が42億2382万株だった。前週末24日に下落した反動から買いが先行。NYダウは一時、370ドルを超える上昇をみせる場面があった。ただ、買い一巡後は、利上げ長期化への警戒感があるなか様子見姿勢が強まったほか、戻り待ちの売りに押された。NYダウ採用銘柄では、キャタピラーやボーイング、JPモルガンなどが値上がり率の上位に入っている。

 28日の東京株式は、堅調な展開か。きのう27日の日経平均株価は、下げ渋る動きをみせ底堅い動きだったことや、現地27日の米国株式が反発した動きから、買い先行スタートが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の前半(27日は136円17-19銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の半ば(同143円62-66銭)と円安方向に振れている。円安基調のなか、輸出関連銘柄が下値を支える格好が続きそう。27日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、TDK<6762.T>、日産自<7201.T>、ファーストリテ<9983.T>などが、27日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比125円高の2万7535円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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