インテージHDがしっかり、下期の業績挽回に傾注

株式

2023/3/1 9:21

 市場調査大手のインテージホールディングス<4326.T>がしっかり。株価は午前9時18分時点で前日比24円高の1486円。モーニングスターが1日付でリポートを公表した。

 原材料費高騰が消費財メーカーのリサーチ予算縮小などを招き同社事業の向かい風となっているが、消費財・サービス分野で3月の繁忙期に向けた好調領域の案件獲得や費用のマネジメント強化に取り組むほか、ヘルスケア分野でもリサーチ事業の立て直しに注力するという。一方で主力商材のひとつ「SCI」(全国消費者パネル調査)刷新に向けた投資は着実に進める方針だと紹介した。

 同社は2月7日時点で23年6月期の通期連結業績予想を見直し、営業利益は期初予想の52億円を46億5000万円(前期比ほぼ横ばい)に引き下げた。モーニングスターは業績改善への進捗を見定める必要があるとしつつも、生活者の消費行動が大きく変化する中で同社のリサーチ需要自体は底堅いとの見方を維持。投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」へ変更したが、想定株価レンジは1600-1900円を据え置いた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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