<相場の読み筋>3月3日

2023/3/3 7:45

 2日の米国株式は、NYダウが前日比341.73ドル高の3万3003.57ドルと続伸、ナスダック総合指数が同83.497ポイント高の1万1462.982ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億2435万株、ナスダック市場が49億4000万株だった。アトランタ連銀のボスティック総裁が、次回21-22日のFOMC(米連邦公開市場委員会)では0.25%の利上げを支持するとの考えを示したと報じられた。利上げペースの拡大懸念が後退し、リスク回避姿勢が弱まる格好となり、NYダウは、一時420ドルを超える上昇をみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、前日の通常取引終了後に決算を発表したセールスフォースのほか、インテルやボーイングなどが値上がり率の上位に入った。

 3日の東京株式は反発後、堅調な展開か。日経平均株価はきのう2日、3日ぶりに反落したものの、底堅く推移していたことや、現地2日の米国株式が上昇した動きを追い風に、買い優勢スタートとなりそう。ただ、手がかり材料に欠けることから、買い一巡後は、停滞商状が強まることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の半ば(2日は136円78-79銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の後半(同145円48-52銭)と円高方向に振れている。2日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、ローム<6963.T>、村田製<6981.T>などが、2日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比185円高の2万7705円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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