<相場の読み筋>3月7日

2023/3/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが前週末比40.47ドル高の3万3431.44ドルと4日続伸、ナスダック総合指数は同13.269ポイント安の1万1675.737ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億4450万株、ナスダック市場が47億9259万株だった。前週末の堅調な値動きが継続し、買いが先行した。ただ、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言が、現地7-8日に予定されていることから、積極的な買いは続かず上値の重い展開となった。米1月製造業受注は前月比1.6%減となり、市場予想平均の同1.8%減よりも悪くなかったが、株価への影響は限られた。NYダウ採用銘柄では、メルクやアップル、コカ・コーラなどが堅調だった。

 7日の東京株式は、落ち着きどころを探る展開か。日経平均株価は連日で大幅上昇し、終値ベースで昨年11月25日以来、約3カ月ぶりの高値水準を付けた。投資家心理の好転が期待される一方、戻り待ちの売りも控えているとみられ、売り買いが交錯して、もみ合い商状となる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=135円台の後半(6日は135円67-70銭)、ユーロ・円が1ユーロ=145円台の前半(同144円46-50銭)と円安方向に振れている。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、オリンパス<7733.T>、任天堂<7974.T>、東エレク<8035.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比60円安の2万8200円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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