JPMCが下げ渋る、コロナ禍からの正常化機運背景に運用戸数増大へ拍車

株式

2023/3/14 9:18

 物件オーナーに代わり賃貸物件(マンション・アパート)の経営代行を行うJPMC<3276.T>が、全般相場が軟調の中で下げ渋る。株価は午前9時15分時点で前日比5円安の1011円。モーニングスターが14日付でリポートを公表した。

 リポートでは、国内景気に先行き不透明感が残る中でオーナーの入居者減少に対する不安は根強く、一括借り上げの需要は当面底堅く推移すると想定。そうした中、コロナ禍からの営業活動再開の進展に伴い中期的に運用戸数の伸びが回復し、売上高はこれに連動して増加していくと見ている。また、付帯事業やリフォーム事業の浸透も収益性に貢献すると注目した。

 23年12月期の連結業績予想は売上高575億円(前期比2.3%増)、営業利益26億円(同8.9%増)、運用戸数は期末11万500戸(前期末比3796戸増)。営業人員の拡充やデータベースをはじめとする基幹システムの全面刷新等の投資を吸収し、連続増収増益を見込む。

 前回レポート掲載時(21年5月)からコロナ禍を経て株価水準が変化。モーニングスターは想定株価レンジを従来の1700-1800円から1400-1500円に見直したが、投資判断「オーバーウエート」を据え置いた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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