【北京IPO】自動車座席調節システム部品の明陽科技、初値は公開価格を2.44%下回る11.59元

サーチナ

中国株

2023/3/16 9:13

 自動車座席調節システム部品メーカーの明陽科技(837663/北京)が3月15日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格11.88元に対し、初値は2.44%安の11.59元だった。終値は同1.26%安の11.73元だった。

 同社は2000年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。江蘇省蘇州市に本社を置き、自動車座席調節システム用部品の研究開発、生産、販売を主業務としている。主な製品は自己潤滑性ベアリング、伝動ロッド、粉末冶金部品、金属粉末射出成形部品に分かれ、自動車座席調節用部品のほかに、建機や電動工具などの分野でも利用されている。21年の中国国内乗用車生産量から推算した、同社の座席調節用自己潤滑ベアリング市場シェアは29.18%、伝動ロッド市場シェアは27.28%となっている。

 22年12月期の売上高は2億748万元(前期比28.47%増)、純利益は5065万元(同33.83%増)。

 新規上場に伴い調達予定の1億5585万元(約31億円)は、約73%の1億1304万元を年産2億500万点の自己潤滑性ベアリング・5300万点の自動車部品、2億4200万点の金属部品生産プロジェクトに、約27%の4281万元を新機能座席・重要部品研究開発センター建設に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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