【深センIPO】抗菌薬の原料薬・中間体製造の湖北省宏源薬業科技、初値は公開価格を12%下回る44元

サーチナ

中国株

2023/3/22 9:18

 抗菌薬の原料薬・中間体メーカーの湖北省宏源薬業科技(301246/深セン)が3月20日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格50.00元に対し、初値は12.00%低い44.00元だった。終値は同16.10%安の41.95元だった。

 同社は2002年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。原料薬および医薬中間体、有機化学原料、医薬製剤、ヘキサフルオロリン酸リチウムなどの研究開発、生産、販売を主業務としている。ニトロイミダゾール系抗菌薬および抗ヘルペスウイルス薬の世界的な主要サプライヤーの一つとなっている。製品は聯邦製薬、国薬集団、石薬集団、哈薬集団など国内の著名製薬会社を顧客にもつほか、サノフィ、バクスター、ソルベイなど海外企業とも良好な提携関係を築いている。

 22年12月期の売上高は20億6372万元(前期比30.79%増)、純利益は4億5326万元(同8.22%減)。23年1〜3月期の業績予測は売上高が6億〜7億元(前年同期比32.99〜55.16%増)、純利益が1億2800万〜1億5300万元(同13.46〜27.60%減)。

 新規上場に伴い調達予定の6億5073万元(約124億円)は、約24%の1億5393万元を研究開発センター・多機能試験施設プロジェクトに、約32%の2億680万元を抗ウイルス原料薬・中間体プロジェクトに、約45%の2億9000万元を年産25億錠のハイエンド製剤生産ラインプロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ