<米国株情報>中国アリババが事業6分割へ―アリババは持株会社として存続

株式

2023/3/29 10:26

 中国インターネット大手アリババ・グループ<BABA>のダニエル・チャンCEO(最高経営責任者)は28日、アリババ本体を6つの事業主体に分割すると明らかにした。

 (1)クラウド・インテリジェンス(クラウドとAI<人工知能>)事業(2)天猫(Tmall)などのイーコマース(電子商取引)事業(3)物流サービスのツァイニャオ・スマート・ロジスティクス事業(4)料理宅配などのローカルサービス事業(5)映画や動画配信サービスなどのデジタルメディア&エンターテインメント事業(6)アリエクスプレスなど国際イーコマースのグローバル・デジタル・コマース事業――に分割する。将来的にはそれぞれの事業体が独自のCEOなど執行役員体制を構築、独自に資金調達を行い、IPO(新規株式公開)も目指す。

 アリババは今回の事業再編について、フロント部門(営業部門)を支えるミドル部門(経営企画や広報、マーケティング、リスク管理など)とバック部門(決済事務)のスリム化につながるとしている。

 事業分割後、アリババは持株会社となり、現在の香港とニューヨークの証券取引所での上場も維持する方針。チャンCEOは引き続きアリババ・グループを率いるほか、クラウド・インテリジェンンス事業会社のCEOを兼務する予定。また、イーコマースグループはアリババ本体にとどまる。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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