<相場の読み筋>4月6日

2023/4/6 7:45

 5日の米国株式は、NYダウが前日比80.34ドル高の3万3482.72ドルと反発、ナスダック総合指数は同129.465ポイント安の1万1996.862ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1449万株、ナスダック市場が41億8782万株だった。米3月ADP雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比14万5000人増と、市場予想平均の同21万人増に届かなかった。また、米3月ISM非製造業景気指数が51.2となり、市場予想平均の54.5を下回った。弱い経済指標が相次ぐなか、消去法的にヘルスケアや製薬などのディフェンシブ系の銘柄が買われ、NYダウの上昇を支えた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、アマゾン・ドットコムなどが下落した。

 6日の東京株式は、弱い動きが続きそう。日経平均株価はきのう5日に大幅反落した軟地合いを受け、売り優勢スタートが見込まれる。手がかり材料に乏しいこともあり、模様眺めムードが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=131円台の前半(5日は131円39-42銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の前半(同143円87-91銭)と円高方向に振れている。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、HOYA<7741.T>、東エレク<8035.T>などが、5日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比125円安の2万7695円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ