<相場の読み筋>4月7日

2023/4/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが前日比2.57ドル高の3万3485.29ドルと小幅に続伸、ナスダック総合指数が同91.095ポイント高の1万2087.957ポイントと4日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億6030万株、ナスダック市場が24億5940万株だった。米週間の新規失業保険申請件数は22万8000件で、市場予想平均の20万件よりも悪かった。5日の3月ADP雇用統計に続き、雇用関連で弱い指標が相次ぐなか、翌7日に3月雇用統計の発表を控えることから、積極的な売買は限られた。また、7日は聖金曜日(グッドフライデー)で、株式市場が休場となることも手控えにつながった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アルファベット(グーグルの持ち株会社)やマイクロソフト、メタ(旧フェイスブック)などが上昇した。

 7日の東京株式は、反発後もみ合いか。日経平均株価は大幅続落した反動から、買い優勢スタートとなりそう。ただ、現地7日は聖金曜日で欧米の主要な株式市場が休場し、3連休となることから海外投資家からの注文減少が見込まれ、動意に欠ける展開となることも予想される。為替相場は、ドル・円が1ドル=131円台の後半(6日は131円35-38銭)、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の後半(同143円27-31銭)と、やや円安方向にある。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、楽天グループ<4755.T>、ローム<6963.T>などが、6日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比100円高の2万7630円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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