<相場の読み筋>4月13日

2023/4/13 7:45

 12日の米国株式は、NYダウが前日比38.29ドル安の3万3646.50ドルと5日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同102.540ポイント安の1万1929.337ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億990万株、ナスダック市場が28億8125万株だった。米3月CPI(消費者物価指数)は、前年同月比5.0%上昇し市場予想平均の同5.1%上昇を下回った。同指数の鈍化で利上げへの警戒感が後退し、買いが先行した。ただ、3月21-22日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨で、金融不安による経済への悪影響が意識され、下げに転じた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアプライド・マテリアルズ、クアルコムなどが下落した。

 13日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価はきのう12日、終値ベースで心理的なフシ目の2万8000円を回復したものの、4連騰していることや、現地12日の米国株式が下落したことから、短期的な利益を確定する売りが先行しそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の前半(12日は133円83-86銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=146円台の前半(同146円24-28銭)と小動き。きのう12日は対ドルでの円安が支えとなっていた面もあり、輸出関連銘柄には重しとなりそう。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、東エレク<8035.T>、三住トラスト<8309.T>、ソフバンG<9984.T>などが、12日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比145円安の2万7945円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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