コンテナ製造大手の中国国際海運集装箱、23年1〜3月期はコンテナ需要低迷で純利益が約9割減に

サーチナ

中国株

2023/4/17 9:39

 コンテナ製造大手の中国国際海運集装箱(02039/香港)が4月14日、2023年12月期第1四半期(1〜3月期)の業績予告を発表し、純利益が前年同時期から約90%減少する見通しを示した。

 業績予告によれば、23年1〜3月期の親会社株主に帰属する純利益は1億4000万〜1億8000万人民元で、17億627万元だった前年同時期から89〜92%の大幅な減少になる見込み。非経常損益を差し引いた純利益は9000万〜1億元で、前年同時期の15億5519万元から94〜99%のマイナスとなる。

 純利益が大きく縮小した要因について同社は、世界の経済、貿易の成長力が弱まっており、海運コンテナの需要が低迷したため、コンテナ製造事業で業績が著しく低下したことを挙げている。

 22年12月期の売上高は1415億3665万元(前期比13.54%減)、純利益は46億114万元(同44.97%減)、親会社株主に帰属する純利益は32億1922万元(同51.70%減)、非経常損益を差し引いた純利益は42億8363万元(同21.73%減)だった。主力業務のコンテナ製造の売上高は457億1082万元(同30.71%減)、物流サービスが293億4635万元(同0.42%減)、道路輸送車両が236億2061万元(同14.57%減)、エネルギー・化学工業・液体食品生産設備が212億5039万元(同8.82%増)となっている。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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