精神科病院運営の温州康寧医院、22年12月期は10%以上増収も赤字転落

サーチナ

中国株

2023/4/18 9:33

 中国で主として精神科病院を運営する温州康寧医院(02120/香港)が4月14日、2022年12月期通期の決算報告を発表した。前期に比べて10%以上の増収となったものの、純損益は赤字に転落した。

 同社は22年12月31日現在、中国国内で29カ所の精神科病院を運営しているほか、インターネット病院を1つ運営している。全病院の合計病床数は9688床。

 22年12月期の売上高は14億8490万人民元で、前期の12億9743万元から14.45%増加した。このうち病院運営による売上高は13億6681万元(前期比13.64%増)となった。外来診療および入院患者数が前期に比べて増加したことが要因。外来診療患者数はのべ52万7050人で30.89%増えた。入院による売上高は12億1831万元(同15.62%増)、外来による売上高は2億6695万元(同17.23%増)だった。

 研究開発費は3302万元で、前期の2796万元から18.12%増加。主に情報化ソフトウェアの開発、ソーシャル心理サービスプラットフォーム開発、インターネット病院アプリケーションの開発に用いた。

 当期の純損益は投資による損失が膨らんだ影響で1096万元の赤字となり、4086万元の黒字だった前期から赤字に転落した。会社株主に帰属する純損益も2422万元の赤字となり、前期の4403万元から赤字化した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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