<米国株情報>マイクロソフトの検索エンジン「ビング」がグーグルの牙城崩す可能性

株式

2023/4/19 10:13

 マイクロソフト<MSFT>が90%を超えるグーグルのネット広告市場シェアを大きく引き下げるか、グーグルのネット広告のAI(人工知能)技術開発費用を上昇させ、収益性を低下させる可能性があると、経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルが17日、報じた。

 一部では、韓国の家電・電子機器最大手サムスンが同社製スマートフォン(スマホ)の検索エンジンを、これまでのグーグルから大規模言語モデル「ChatGPT」を組み込んだマイクロソフトの「Bing(ビング)」に切り替える方向で検討中と報じられ、グーグル持株会社のアルファベット<GOOGL>の株価は一時急落した。

 サムスンはスマホ市場で大きなシェア(全世界で年間販売台数の20%超)を持ち、グーグルの広告収入を年間約30億ドル押し上げているが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ビングの導入以降は、マイクロソフトが最終的にグーグルの年間2240億ドル超の広告市場から主役の座を奪うと伝えている。

 アルファベットのピチャイCEO(最高経営責任者)は7日、グーグルの検索エンジンに対話型AI機能を組み込む計画を発表した。マイクロソフトに対抗するためだが、開発費用やマイクロソフトとの競争激化などにより収益性が悪化する可能性があるという。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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