【北京IPO】生産ライン自動化設備メーカーの寧夏巨能機器人が25日に公募開始、2000万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/4/25 9:15

 北京証券取引所への上場を目指す、寧夏巨能機器人(871478/北京)が4月25日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2000万株を発行予定で、公募価格は5.5元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2008年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。各種ロボットの自動化生産ライン、自動化補助ユニット、スマート工場管理ソフトウェアなどを柱とする、スマート製造分野の全体的なソリューションプラン提供を主業務としている。これまでに自動車部品、建設機械、航空宇宙、軍需工業、軌道交通、エレベーター、汎用機械の設備製造に同社の製品、サービスが用いられてきた。中国国内では部品加工の自動化分野にいち早く取り組み始めた企業の一つであり、豊富な経験と技術力で質の高い製品、サービスを顧客に提供する。

 主な顧客にはBYD、東風ホンダ、広州汽車、第一汽車などの自動車メーカー、広東鴻図などのダイキャスト製品メーカー、 隆基機械、天潤工業、科華などの自動車部品メーカー、湘電集団などの各種モーターメーカーなどを含む。日本やドイツといった海外の大手メーカーが強い業界において一定のシェア獲得を目指すが、生産拠点の規模が小さいために生産の拡大が実現できないことがボトルネックとなっており、上場によって調達する資金を使って生産体制の充実を図りたい。

 22年12月期の売上高は2億7441万元(前期比31.13%増)、純利益は3495万元(同15.92%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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