復星旅遊文化集団、23年1〜3月期はクラブメッドなどの売上がコロナ前を上回る

サーチナ

中国株

2023/4/25 9:20

 中国の民間コングロマリット・復星国際(00656/香港)の子会社で旅行業を扱う復星旅遊文化集団(01992/香港)が4月21日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績情報を発表し、新型コロナからの需要回復により各事業のの売上高が増加していることを明らかにした。

 23年1〜3月期観光・レジャーサービス事業の売上高が58億8890万人民元で、前年同時期の42億9240万元から37.19%増加した。新型コロナによる世界的な渡航制限が全面的に緩和されたこと、そして会社の積極的な戦略が奏功したことで売上が増加した。

 主力事業であるクラブメッド事業の売上高は50億420万元で前年同時期に比べて44.2%増加した。また、新型コロナ感染拡大前の19年の同時期に比べても21.8%の増加となった。欧州、アフリカ、中東、米大陸市場の持続的な成長と、アジア・太平洋地域の需要回復が力強かった。具体的な数字は出ていないが、当期のクラブメッド事業の純利益も前年同時期および19年の同時期に比べて大幅に改善したものとみられる。

 また、中国国内の観光市場も今年に入って急速に回復しており、有数の観光地である海南省三亜市のリゾートホテル、アトランティス三亜の売上高が5億2660万元で前年同期比38.7%増となった。宿泊客数はのべ約180万人の同61.9%増で、平均の宿泊率は同31.6ポイント増の94.2%に達した。雲南省麗江市の地中海国際レジャーエリア事業の売上高も同2.30倍の2090万元と好調で、来場者数は同4.38倍ののべ約4万人となっている。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ