中国心連心化肥の23年1〜3月期は約17%の増収も減益に

サーチナ

中国株

2023/5/9 9:21

 中国の化学肥料大手、中国心連心化肥(01866/香港)が5月5日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績を発表した。売上高が増加した一方で、約11%の減益となった。

 23年1〜3月期の売上高は62億7900万元で、前年同時期の53億8600万元から16.58%増加した。製品別では尿素が19億5300万元(前年同期比23.37%増)、自動車用尿素溶液が1億500万元(同9.48%減)、複合肥料が15億6000万元(同5.62%増)、メタノールが5億2800万元(同8.42%増)、メラミンが1億9800万元(同27.47%減)、医薬品中間体が1億4400万元(同24.13%増)となっており、特に尿素の販売が好調だった。

 一方、当期純利益は4億6200万元で、前年同時期の5億2000万元から11.15%減少した。尿素の売上総利益率が前年同期比約2ポイント増の30%となった一方で、自動車用尿素溶液、複合肥料、メタノール、メラミン、医薬品中間体はいずれも売上総利益率が前年同時期に比べて減少して収益を圧迫した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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