長城汽車の23年4月は生産・販売ともに前年同月を大きく上回る、海外販売は約3倍に

サーチナ

中国株

2023/5/11 9:19

 中国の自動車メーカー長城汽車(02333/香港、601633/上海)が5月8日、2023年4月度の生産、販売データを発表した。生産、販売ともに前年同月を70%程度上回った。

 23年4月の販売台数は9万3107台で、前年同月の5万3777台から73.14%増加した。生産台数も9万3301台で、前年同月の5万5284台から68.77%増となった。ブランド別では主力ブランドであるSUVのハヴァル(哈弗)が販売5万2264台(同79.45%増)、生産5万2105台(同70.57%増)、ラグジュアリーSUVのWEYが販売2375台(同3.58%増)、生産2439台(同16.14%増)、電気自動車(EV)のOra(欧拉)が販売8901台(同2.88倍)、生産8881台(同2.81倍)となっており、特にOraの増加が目立った。

 また、長城ピックアップトラックは販売1万8651台(同41.23%増)、生産1万8662台(同40.36%増)、ハイエンドSUVのTANK(坦克)は販売1万916台(同79.98%増)、生産1万1214台(同81.31%増)と大きく増加した。

 22年3月から6月にかけて上海を中心に新型コロナによる大規模なロックダウンが発生した影響で前年同時期は生産、販売が落ち込んでいたことにより、当月の生産、販売実績が前年同期比で大幅に増加する結果となった。対前月比で見ると販売台数は2867台増、生産台数は742台減だった。1〜4月の累計では販売が31万3075台で前年同期比7.18%減、生産が31万7387台で同6.98%減と前年同時期の業績をなおも下回っている。

 なお、23年4月の海外販売台数は2万1814台(同2.82倍)で、1〜4月の累計販売台数は7万3789台(同99.13%増)となった。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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