【深センIPO】電動工具メーカーの浙江普莱得電器が19日に公募開始、1900万株発行予定
深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、浙江普莱得電器(301353/深セン)が5月19日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1900万株を発行予定で、公募価格は35.23元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2005年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。電動工具の研究開発、設計、製造、販売を主業務としており、ODM(委託設計・生産)製造とともに、自社ブランド製品の製造、販売も手掛ける。製品は、電熱系、スプレー系、ハンマー系、送風・吸引系、ドリル系、スチーム系の6カテゴリ300型式に及び、DIY、工業製造、建築、造園造林など幅広い分野で利用されている。持続的な技術革新、豊富な設計・製造経験、クイックレスポンスとアフターサービスの充実により、スタンレー・ブラック&デッカー、ボッシュ、マキタ、メタボ、アインヘルなどの国際的にODM製品を提供しており、欧州、米州、アジア太平洋など100近い国・地域に製品を輸出している。
22年12月期の売上構成は、スプレー系が37.73%、電熱系が36.10%、送風・吸引系が10.51%、ハンマー系が10.48%となっている。充実した管理体系に裏付けられた高品質な製品、欧米を始めとする多くの国・地域の認証を取得していること、設立当初から技術センターを持ち、中国国内の複数の大学と研究協力を進めていること、世界の各地域を網羅する販売、サービスネットワークを構築しているほか、大手ECプラットフォームを通じたオンライン販売戦略も展開していること、充実した人材育成体制を整えていることなどを強みとする一方で、今後の発展に向けた生産能力が不足していること、国内外の著名企業に比べて経営規模とブランド影響力が小さいことなどが課題となっている。
22年12月期の売上高は7億363万元(前期比4.59%増)、純利益は9916万元(同4.21%増)。23年1〜3月期の売上高は1億5845万元(前年同期比2.01%減)、純利益は1531万元(同39.69%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)
関連記事
-
【北京IPO】バッテリーテスト設備の武漢市藍電電子が公募開始、1070万株発行予定
北京証券取引所への上場を目指す、武漢市藍電電子(830779/北京)が5月19日に新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1070万株を発行予定で、公募価格は26.6元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。…続き
-
【深センIPO】仮想商品ソリューションの蜂助手、初値は公開価格を63.03%上回る38.8元
デジタル仮想商品を提供する蜂助手(301382/深セン)が5月17日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格23.80元に対し、初値は63.03%高い38.80元だった。終値は同83.45%高の43.66元だった。…続き
-
キヤノンが反発し連日で年初来高値を更新、上限1800万株・500億円の自社株買いが支援材料に
2023/5/18 9:12
キヤノンが反発し、一時100円高の3350円を付け、連日で年初来高値を更新した。17日引け後に自社株買いを発表し、支援材料となった。同社では、資本効率の向上を図るとともに将来の株式交・・・…続き
-
ケイブが4日続伸、株主優待制度の導入を材料視
2023/5/18 9:08
ケイブが4日続伸し、一時83円高の2237円を付けている。17日引け後、株主優待制度を導入することを決議したと発表、材料視された。。 株主優待は、毎年5月31日現在の株主名簿に記載ま・・・…続き
-
日経平均が大幅に6日続伸スタート、心理的なフシ目超え投資家心理が好転もよう=18日寄り付き
18日の日経平均株価は、前日比338円95銭高の3万432円54銭と大幅に6日続伸してスタート。きのう17日に心理的なフシ目の3万円を終値ベース回復したことで、投資家心理が改善し、買いが優勢となった・・・…続き
速報ニュース
-
18分前
-
ガイシが反発し年初来高値、25年3月期は2ケタの増益見通しに配当の増額を計画
34分前
-
日経平均株価は415円高、売買代金はレーザーテク、ディスコ、ソシオネクスが上位
39分前
-
アイシンが続落、25年3月期の営業利益予想が市場予想平均に届かず
58分前
-
香港前場:ハンセン2.0%高で5日続伸、上海総合は1.7%上昇
1時間前
-
1時間前
-
1時間前
-
1時間前
-
1時間前
-
1時間前