日経平均は327円程度高、米国株高や円安で堅調=18日前場

 18日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比327円程度高い3万420円前後で推移する。きのう17日に心理的なフシ目の3万円を終値ベースで回復し、投資家心理が改善したようで、買いが先行。円安や、現地17日の米国株式市場で、NYダウ・ナスダック総合指数がともに反発したことも支えに、午前9時22分には、同573円54銭高の3万667円13銭を付けている。その後は、短期的な利益を確定する動きや過熱感が警戒され、上値が重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比470円高の3万530円だった。

 業種別では、24業種が上昇、9業種が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も高い。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株が下落している。

 個別では、フェイスNW<3489.T>、ピアラ<7044.T>、クオールHD<3034.T>、柿安本店<2294.T>、ラクスル<4384.T>などが上昇。半面、ウェルビー<6556.T>、チェンジHD<3962.T>、ギフティ<4449.T>、ネットプロテ<7383.T>、エムティア<9438.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=137円台の半ば(17日は136円98-99銭)、1ユーロ=149円前後(同148円37-41銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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