日経平均は118円高、戻り待ちの売りで上値が重くなる場面も=25日後場

 25日後場の日経平均株価は、前日比118円45銭高の3万801円13銭と3日ぶりに反発して取引を終えた。朝方は、売りが優勢となる場面もみられたが、米半導体大手のエヌビディアが、時間外取引で急騰。半導体関連銘柄が物色され、日経平均株価を押し上げる格好が続き、午後零時37分には同203円82銭高の3万889円98銭と、前場の高値(3万886円)を上回る場面もみられた。その後、戻り待ちの売りで上値が重くなる場面もみられたが、総じて堅調に推移した。東証プライムの出来高は12億6473万株、売買代金は3兆4686億円。騰落銘柄数は値上がり726銘柄、値下がり1010銘柄、変わらず99銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は高値警戒感があるなか、上値を追う材料にも乏しいことから、もみ合いが続きそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、9業種が上昇、24業種が下落。キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株や、SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株が上昇。AGC<5201.T>、カーボン<5302.T>などのガラス土石株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も高い。INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も堅調。ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、関西電力<9503.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落した。

 個別では、アドバンテスト<6857.T>、芝浦<6590.T>、アセンテック<3565.T>、イビデン<4062.T>、新光電工<6967.T>などが上昇。半面、ケミコン<6997.T>、アイスタイル<3660.T>、フォーバル<8275.T>、GMOPG<3769.T>、エスクリ<2196.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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