日経平均は260円高と大幅反発、強い地合い継続=1日後場

 1日後場の日経平均株価は、前日比260円13銭高の3万1148円01銭と大幅反発して取引を終えた。朝方は売りが先行したものの、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけにプラスに転じて、上げ幅を拡大。午前10時27分には、同297円17銭高の3万1185円05銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに押される格好となり、上げ幅を縮小した。ただ、押し目を拾う動きは強いもようで、午後2時すぎからドル・円相場がやや円安方向に振れたことも支えに上げ幅を取り戻し、午後2時37分には、同268円85銭高の3万1156円73銭と、前場の高値に迫る場面がみられるなど、強い地合いが継続した。東証プライムの出来高は13億8403万株、売買代金は3兆5971億円。騰落銘柄数は値上がり948銘柄、値下がり805銘柄、変わらず82銘柄だった。

 市場では「目先的には調整が欲しいところだが、海外投資家からの買い引き合いは強く、押し目待ちに押し目なしの展開となっている」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、27業種が上昇、6業種が下落。三菱UFJ<8306.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も堅調。アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株もしっかり。一方で、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落した。

 個別では、菱洋エレク<8068.T>、新光電工<6967.T>、日本CMK<6958.T>、ブレインパッド<3655.T>、ピックルスH<2935.T>などが上昇。半面、セラク<6199.T>、ビーウィズ<9216.T>、日リーテック<1938.T>、セレス<3696.T>、DmMiX<7354.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ