【深センIPO】健康器具メーカーの江蘇康力源体育科技が5日に公募開始、1667万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/6/5 9:19

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、江蘇康力源体育科技(301287/深セン)が6月5日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1667万株を発行予定で、公募価格は40.11元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は1998年設立の民営企業で、2020年に株式会社化した。健康器具の開発、製造、販売を主業務としており、総合トレーニング器具やフリーウエイトトレーニング器具などの無酸素運動器具、トレッドミルやクロストレーナーなどの有酸素運動器具、公園や団地に設置されるスペースウォーカーや鉄棒などの屋外健康器具など1000種類を超える健康器具を手掛けている。ODMおよびOEM方式により、ウォルマート、アディダス、コストコなどの健康器具ブランドや大型小売企業と提携関係を持ち、欧米、オーストラリアを始めとする20以上の国と地域で同社の製品が販売されている。また「JX」、「軍霞」、「康力源」などの自社ブランドも手掛けており、オンライン、オフラインでの販売を行っている。

 22年12月期の売上構成は、総合トレーニング器具が44.21%、フリーウエイトトレーニング機器が34.36%、トレッドミルが6.89%、クロストレーナーが2.75%、屋外健康器具が7.54%など。各種健康器具の業界規格のほか、小中学校で使用する体育器具、ダンベルやバーベル、高齢者用健康器具に関する国家規格の原案作成を手掛けており、中国国内の健康器具業界におけるリーディングカンパニーの1つとされる。22年の世界における健康器具市場シェアは約0.73%。

 22年12月期の売上高は6億662万元(前期比13.61%減)、純利益は8431万元(同7.37%増)。23年1〜3月期の売上高は1億6732万元(前年同期比9.53%減)、純利益は2108万元(同2.25%増)となっている。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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