【深センIPO】リニアアクチェーターシステムの青島豪江智能科技、初値は公開価格を91.42%上回る25元

サーチナ

中国株

2023/6/12 9:35

 リニアアクチェーターを手掛ける青島豪江智能科技(301320/深セン)が6月9日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格13.06元に対し、初値は91.42%高い25.00元だった。終値は同99.85%高の26.10元だった。

 同社は2017年設立の民営企業。単軸アクチェーター、2軸アクチュエーター、昇降装置、制御装置、コントローラーなどリニアアクチュエーターシステムの研究開発、製造、販売を主業務としており、スマート家具、スマート医療、スマートオフィス、工業用伝動システムなどの分野向けにリニアアクチュエーターのソリューションを提供している。中国国内向けが約45%で大部分が自社ブランド形式、海外向けが約55%で大半がODM形式による売上となっている。

 22年12月期の売上高は6億6465万元(前期比13.21%減)、純利益は6703万元(同8.73%減)。23年1〜3月期の売上高は1億6058万元(前年同期比13.87%減)、純利益は1288万元(同20.45%減)。

 新規上場に伴い調達予定の6億6076万元(約129億円)は、約37%の2億4677万元をスマート化遮光関連製品生産ライン新規建設プロジェクトに、約39%の2億5586万元をスマート家具・スマート医療デジタル化工場改良・生産拡大プロジェクトに、約16%の1億813万元をスマートオフィス製品生産能力拡充プロジェクトに、約8%の5000万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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