【深センIPO】小型電気音響部品メーカーの天鍵電声、初値は公開価格を0.87%上回る46.56元

サーチナ

中国株

2023/6/12 9:25

 小型電気音響部品メーカーの天鍵電声(301383/深セン)が6月9日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格46.16元に対し、初値は0.87%高い46.56元だった。終値は同0.71%高の46.49元だった。

 同社は2015年設立の民営企業で、19年に株式会社化した。小型電気音響部品、コンシューマーエレクトロニクス用・工業用・車載用電器音声製品、健康用音声学製品の研究開発、製造、販売を主業務としている。主な製品は有線・無線のヘッドホン、完全ワイヤレスイヤホン、インナーイヤー式イヤホンなどで、ハーマン、ゼンハイザー、フィリップス、モトローラ、ボーズ、ロジテック、OPPO、VIVO、百度など中国および世界の著名なブランド、メーカーを顧客に持つ。

 22年12月期の売上高は11億2571万元(前期比20.20%減)、純利益は6784万元(同48.81%減)。23年1〜3月期の売上高は2億7203万元(前年同期比20.37%増)、純利益は1935万元(同43.74%増)。

 新規上場に伴い調達予定の6億元(約118億円)は、約82%の4億935万元を子会社の電気音響製品生産拡大プロジェクトに、約10%の6271万元を研究開発センターの改良プロジェクトに、約21%の1億2793万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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