明日の日本株の読み筋=上値抑制の展開か、米市場休場で手掛かり材料乏しい

国内市況

株式

2023/7/4 16:31

 あす5日の東京株式市場で、主要株価指数は上値抑制の展開か。国内では重要経済指標の発表はなく、現地4日の米国市場は独立記念日で休場となり、手掛かり材料に乏しい。しかも、米国では6日に6月13、14日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録、6月ADP(オートマチック・データ・プロセシング)雇用統計、5月貿易収支、5月JOLTS(雇用動態調査)求人件数、6月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況指数など注目指標が目白押しで、さらに週末7日には6月雇用統計を控え、見極めたいとの空気も広がりやすい。

 7日と10日に予定されるETF(上場投資信託)の分配金捻出に伴う売りへの警戒もくすぶっており、相場の動きが鈍いようなら、先回り的な利益確定売りにつながることも想定される。

 4日の日経平均株価は大幅反落し、3万3422円(前日比330円安)で引けた。きのう大幅に上昇し、バブル経済崩壊後の最高値を更新した反動で、利益確定売りが先行した。先物売りを交えて下げ幅を拡大し、一時400円超下落した。売り一巡後は下げ渋ったが、戻りは限定され、終盤にかけて上値の重い動きとなった。市場では、「特段の材料がないなか、上は買いづらい」(準大手証券)との声が聞かれた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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