日経平均は291円高と大幅続伸、引けにかけ高値圏で推移―東証プライム銘柄の7割超が上昇=22日後場

 22日後場の日経平均株価は前日比291円07銭高の3万1856円71銭と大幅続伸。朝方は、21日の米ハイテク株高を受け、値がさ半導体関連株を中心に買いが先行した。円安・ドル高も支えとなり、日経平均は前場前半に3万1906円10銭(前日比340円46銭高)まで上伸した。一巡後は伸び悩み、3万1693円76銭(同128円12銭高)まで押し戻される場面もあった。国内長期金利が上昇し、重しとして意識された。ただ、買い気は根強く持ち直し、大引けにかけて高値圏で推移した。

 日経平均プラス寄与度では、アドバンテスト<6857.T>の57円強を筆頭に東エレク<8035.T>が40円強、ソフバンG<9984.T>が18円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、銀行、輸送用機器、証券商品先物、卸売など30業種が値上がりし、海運、陸運、医薬品の3業種が値下がりした。東証プライム銘柄の72.4%が上昇した。

 東証プライムの出来高は10億8507万株、売買代金は2兆7279億円。騰落銘柄数は値上がり1329銘柄、値下がり443銘柄、変わらず62銘柄。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、りそなHD<8308.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が上昇。トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、SUBARU<7270.T>などの輸送用機器株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>、SBI<8473.T>などの証券商品先物株も堅調。三井物<8031.T>、丸紅<8002.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株や、ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>、出光興産<5019.T>などの石油石炭製品株も値を上げた。王子HD<3861.T>、レンゴー<3941.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ・紙株も引き締まり、ファナック<6954.T>、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電機株も物色された。

 半面、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が軟調。京成<9009.T>、近鉄GHD<9041.T>などの陸運株も安く、エーザイ<4523.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株も売られた。

 個別では、IPEX<6640.T>、フルマルHD<7128.T>、芝浦<6590.T>などが値上がり率上位。半面、サカイ引越<9039.T>、ニーズウェル<3992.T>、アクシージア<4936.T>などが値下がり率上位。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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