日経平均が276円高と大幅に4日続伸、アジア市場の堅調も支え=24日後場

 24日後場の日経平均株価は、前日比276円95銭高の3万2287円21銭と大幅に4日続伸して取引を終えた。米エヌビディアの好調な売上見通しを受け、半導体関連株に物色の矛先が向かったが、朝方の買いが一巡した後は、戻り待ちの売りに上値が重くなる場面もみられた。ただ、香港・ハンセン指数が堅調で、下落していた中国・上海総合指数が上げ転換するなど、アジア市場もしっかりした動きにあることを支えに持ち直し、午後2時33分には、同287円65銭高の3万2297円91銭を付ける場面もみられた。為替相場は、1ドル=145円10銭前後と、足元ではもみ合い。東証プライムの出来高は11億1050万株、売買代金は2兆9084億円。騰落銘柄数は値上がり1153銘柄、値下がり610銘柄、変わらず71銘柄だった。

 市場では「前回、半導体関連株が上昇したきっかけがエヌビディアの決算だったことから、今回もその再現を期待しているようだ」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、28業種が上昇、5業種が下落した。日鉄鉱<1515.T>、INPEX<1605.T>などの鉱業株や、大林組<1802.T>、清水建設<1803.T>などの建設株が上昇。ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株もしっかりだった。一方、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落した。

 個別では、恵和<4251.T>、船井総研HD<9757.T>、イビデン<4062.T>、芦森工<3526.T>、ダイヤHD<6699.T>などが上昇。半面、メドレー<4480.T>、タツモ<6266.T>、ノーリツ鋼<7744.T>、GMOGHD<3788.T>、アステリア<3853.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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