<一撃!裏銘柄>複数の大口クライアント獲得で成長加速――スマサポ

株式

2023/8/31 12:00

 不動産管理会社向けソリューションや入居者アプリを手掛けるスマサポ<9342.T>は、大きなクライアントを獲得し、成長期待が高まっている。

 同社の連結営業損益は今9月期第3四半期累計(昨年10月~今年6月)の7400万円の赤字(前年同期は4100万円の黒字)となり、通期予想を1億9000万円の黒字から1億5400万円の赤字(前期は7600万円の黒字)に引き下げた。これは、大東建託<1878.T>の100%子会社である大東建託パートナーズへの売上計上が遅れたことが響いたもので、受注は既に完了。一過性の期ずれ要因として前向きに解釈することが可能だ。

 上述の大東建託パートナーズに関しては、注力する生活サポートサービス「スマサポサンキューコール」を導入したことで、賃貸建物管理戸数126万戸超の大手グループがクライアントとなる。また、管理会社と入居者の負担を軽減する入居者アプリ「totono」は、7月にホテルとマンションを全国展開する総合都市開発のアパグループに導入しており、こちらも大型サービスとして収益貢献が見込まれる。

 直近では、不動産情報サイト「SUUMO」を展開するリクルートとの業務提携を発表。不動産管理会社は「申込サポートby SUUMO」を利用することにより物件申込時の手続きをデジタルで展開し、入居者に対しては「スマサポサンキューコール」により電気やガスなど自分に合ったライフライン手続きのサポートを管理会社から無料で受けることができる。不動産管理会社、入居者ともにメリットのあるサービスとして、今後の成長を後押しする。

 株価は日足一目均衡表の先行スパン「雲」上限や13週移動平均線が強固なサポートとして機能しており、買い安心感を備えている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ