<相場の読み筋>9月26日

2023/9/26 7:45

 25日の米国株式は、5日ぶりに反発した。NYダウが前週末比43.04ドル高の3万4006.88ドル、ナスダック総合指数が同59.513ポイント高の1万3271.320ポイントで取引を終了した。インフレへの警戒が続くなか、米10年物国債の利回りが4.5%台に上昇(価格は下落)。金利高を受け下落する場面もみられたが、前週末までに4日続落していたことから自律反発を狙った買いが支えとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、生成AI(人工知能)開発のアンソロピックへの出資を発表したアマゾン・ドット・コムが上昇した。

 26日の東京株式は、堅調な展開か。日経平均株価はきのう25日、5日ぶりに大幅反発して、25日・75日移動平均線を回復した。投資家心理の好転が期待されるほか、米国株式も5日ぶりに反発したことも支えとなりそう。5日移動平均線(25日時点で3万2783円)が、意識される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の後半(25日は148円43-45銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の半ば(同157円91-95銭)と小動き。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ZHD<4689.T>、ニデック<6594.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、25日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比15円安の3万2465円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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