日経平均が548円高と6日ぶり大幅反発、心理的なフシ目3万1000円回復=5日後場

 5日後場の日経平均株価は、前日比548円48銭高の3万1075円36銭と6日ぶりに大幅反発して取引を終えた。前場からのジリ高基調が続くなか、午後1時41分には、同557円02銭高の3万1083円90銭と、きょうの高値を付ける場面もあった。その後は、戻り待ちの売りにやや上値が重くなる場面もみられたが、心理的なフシ目の3万1000円を終値ベースで回復した。ドル・円相場は、1ドル=148円50銭前後で、午後はもみ合い商状だった。東証プライムの出来高は16億5238万株、売買代金は3兆7403億円。騰落銘柄数は値上がり1725銘柄、値下がり97銘柄、変わらず13銘柄だった。

 市場では「大幅に下げた後だけに自律反発となった。米9月雇用統計の内容次第でブレる可能性もあるが、値幅の調整が一巡したとみられ、当面は日柄調整を強いられそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、32業種が上昇、鉱業1業種が下落した。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が上昇。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も高い。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も堅調。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落した。

 個別では、マネックスG<8698.T>、Gunosy<6047.T>、ダイヤHD<6699.T>、エニカラー<5032.T>、M&A総研<9552.T>などが上昇。半面、エスプール<2471.T>、太陽誘電<6976.T>、JCRファマ<4552.T>、Eガディアン<6050.T>、ネクステージ<3186.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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