日経平均が558円高と大幅に3日続伸し高値引け、プライム売買代金は4兆円乗せ=12日後場

 12日後場の日経平均株価は、前日比558円15銭高の3万2494円66銭と大幅に3日続伸し、高値で取引を終えた。きのうの好地合いが続き、朝方から半導体関連株などに買いが先行。時間外取引で米株価指数先物が上昇するなか、香港ハンセン指数や中国・上海総合指数も高いことも追い風となった。その後も下値を切り上げる動きが続き、高値引けにつながった。東証プライムの出来高は14億7118万株、売買代金は4兆1765億円だった。売買代金は4日(4兆4588億円)以来、1週間ぶりに4兆円台に乗せた。騰落銘柄数は値上がりが1317銘柄、値下がりが465銘柄、変わらずが55銘柄だった。

 市場では「好決算銘柄が買われたほか、きのう11日からの半導体関連株への物色も続き、3万2000円台を固める動きが期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、28業種が上昇、5業種が下落。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も高い。AGC<5201.T>、ノリタケ<5331.T>などのガラス土石株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も堅調。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落した。

 個別では、FPパートナ<7388.T>、ローツェ<6323.T>、サイゼリヤ<7581.T>、大阪ソーダ<4046.T>、テクノスJ<3666.T>などが上昇。半面、リズム<7769.T>、コスモス薬<3349.T>、コシダカHD<2157.T>、トレファク<3093.T>、ABCマート<2670.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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