<相場の読み筋>10月25日

2023/10/25 7:45

 24日の米国株式は、NYダウが前日比204.97ドル高の3万3141.38ドルと5日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同121.546ポイント高の1万3139.875ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9969万株、ナスダック市場が43億2994万株だった。直近で株価の重しとなっていた米10年物国債の利回りが4.8%台と小動きで推移。中東情勢の不透明感から高騰していたNY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が続落したこともあり、自律反発狙いなどから株式を買い戻す動きにつながった。NYダウ採用銘柄では、好決算を発表したベライゾン・コミュニケーションズやスリーエム(3M)、コカ・コーラなどが値上がり率の上位に入った。

 25日の東京株式は、続伸後も堅調か。きのう24日の日経平均株価は、朝安後に下げ渋り、4日ぶりに反発し目先的な下値を確認する格好となった。現地24日の欧米株式が上昇したことを追い風に、しっかりした展開となりそう。ただ、依然として手がかり材料に乏しいことから、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の後半(24日は149円47-49銭)と、やや円安に振れ、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の後半(同159円34-38銭)と、やや円高方向にある。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、TDK<6762.T>、東エレク<8035.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比105円高の3万1255円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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