日経平均は376円程度高、一時2週間ぶりに3万2000円台を回復=2日前場

 2日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比376円程度高い3万1977円前後で推移する。きのう1日の強い地合いや、現地1日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で2会合連続で利上げが見送られたことを好感。現地1日のNY市場では、NYダウが3日、ナスダック総合指数が4日続伸したこともあり、買いが先行。午前9時38分には、同3万2087円13銭と、10月18日以来、2週間ぶりに3万2000円台を付けている。その後も、高値圏で堅調な値動きとなっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比255円高の3万1855円だった。

 業種別では、33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株が高い。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も上昇。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株もしっかり。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も堅調。一方、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が下落している。

 個別では、ぐるなび<2440.T>、オルガノ<6368.T>、BIPROG<8056.T>、デクセリアル<4980.T>、アドバンテス<6857.T>などが上昇。半面、テイカ<4027.T>、TIS<3626.T>、ヤマハ<7951.T>、ケーズHD<8282.T>、アステラス薬<4503.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=150円台の前半(1日は151円37-39銭)、1ユーロ=159円台の前半(同159円91-95銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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