日経平均は151円程度高、買い一巡後は戻り待ちの売りに押される格好=13日前場

 13日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前週末比151円程度高い3万2719円前後で推移する。前週末10日に下げ渋る動きにとなったことや、現地10日の米国株式市場で、NYダウが3日ぶりに反発しナスダック総合指数も反発したこともあり、買いが先行。午前9時6分には、同345円20銭高の3万2913円31銭を付けている。買い一巡後は、心理的なフシ目の3万3000円に接近したことから、戻り待ちの売りに押される格好となり、上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末10日の大阪取引所清算値比305円高の3万2885円だった。

 業種別では、33業種のうち22業種が上昇、11業種が下落している。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、アシックス<7936.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も高い。王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株や、浜ゴム<5101.T>、TOYO<5105.T>などのゴム製品株も堅調。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、サッポロHD<2501.T>、アサヒ<2502.T>などの食料品株や、もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落している。

 個別では、七十七銀行<8341.T>、ブレインパッド<3655.T>、レオン自機<6272.T>、メック<4971.T>、住友ゴム<5110.T>などが上昇。半面、イーレックス<9517.T>、資生堂<4911.T>、ゲオHD<2681.T>、ホソミクロン<6277.T>、マーケットエンター<3135.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=151円台の半ば(前週末10日は151円38-39銭)、1ユーロ=162円前後(同161円41-45銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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