<相場の読み筋>11月14日

2023/11/14 7:45

 13日の米国株式は、NYダウが前週末比54.77ドル高の3万4337.87ドルと続伸、ナスダック総合指数30.365ポイント安の1万3767.743ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億8811万株、ナスダック市場が43億4125万株だった。NY連銀が発表した10月消費者調査で、1年先の期待インフレ率が3.6%となり9月調査の3.7%から低下。インフレに対する警戒感が後退し、米10年物国債の利回りがやや低下(価格は上昇)した。金利が下がったことを受け、NYダウは一時120ドルを超える上昇を見せる場面があった。ただ、14日に米10月CPI(消費者物価指数)の発表を控えることから、様子見姿勢が強まった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、イーベイやインテル、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが下落している。

 14日の東京株式は続伸後、もみ合いとなりそう。日経平均株価はきのう13日、小幅ながらも反発。底堅い動きに加え、現地13日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比210円高の3万2780円だったことから、同清算値にサヤ寄せするスタートとなりそう。ただ、きのう13日に心理的なフシ目の3万3000円に接近した際に、戻り待ちの売りに押されたこともあり、買い一巡後は上値が重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(13日は151円73-75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同162円24-28銭)と小動き。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日立<6501.T>、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>などが、13日の東京終値に比べ高かった。

(イメージ写真提供:123RF)

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