<相場の読み筋>11月15日

2023/11/15 7:45

 14日の米国株式は、NYダウが前日比489.83ドル高の3万4827.70ドルと3日続伸、ナスダック総合指数は同326.638ポイント高の1万4094.381ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億7167万株、ナスダック市場が51億1203万株だった。注目された米10月CPI(消費者物価指数)は前年比3.2%上昇し、市場予想平均の同3.3%上昇を下回った。インフレの鈍化から、FRB(米連邦準備制度理事会)による高金利政策の打ち止め期待が高まり株式に資金が向かった。NYダウは、一時600ドル近く上昇する場面もみられた。ナスダック総合指数は終値ベースで9月5日(1万4020ポイント)以来、約2カ月ぶりに1万4000ポイントの大台を回復。テスラやモデルナ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが買われた。

 15日の東京株式は、買い先行後も堅調な展開か。現地14日の米国市場で、インフレ後退期待から大幅高となったことを受け、買い優勢スタートとなろう。フィラデルフィア半導体(SOX)指数も高いことから、半導体関連銘柄を中心にしっかりした動きとなることが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の前半(14日は151円63-65銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の半ば(同162円34-38銭)と円安に傾いている。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比500円高の3万3210円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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