日経平均253円高、アジア株価指数の堅調が追い風=27日後場

27日後場は日経平均株価が、前週末比253円91銭高の3万8900円02銭、TOPIX(東証株価指数)が同23.82ポイント高の2766.36ポイントと反発。両指数ともに高値引けで取引を終えた。現地24日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数が3日ぶりに反発し、ナスダックが終値ベースで史上最高値を更新したこともあり、朝方から買いが先行。買い一巡後は、戻り待ちの売りや、現地27日の米国株式市場がメモリアルデーで休場となることもあり、上値が重い時間帯もあった。ただ、中国・上海総合指数や台湾・加権指数、香港・ハンセン指数など、アジアの株価指数が堅調に推移したことを追い風に、引き締まる格好となった。東証プライム市場の出来高は13億7756万株、売買代金は3兆3847億円。騰落銘柄数は値上がりが1072銘柄、値下がりは521銘柄、変わらずは56銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が上昇。古河電工<5801.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株や、中部電<9502.T>、関西電<9503.T>などの電気・ガス株も高い。ENEOS<5020.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も堅調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株もしっかり。一方、ニッスイ<1332.T>、サカタのタネ<1377.T>などの水産農林株や、日新<9066.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が安い。

 個別では、ミガロHD<5535.T>、Vテク<7717.T>、インフォコム<4348.T>、大阪チタ<5726.T>、Vコマース<2491.T>などが上昇。半面、コーエテクモ<3635.T>、ストライク<6196.T>、グッドコムA<3475.T>、オークネット<3964.T>、オイラ大地<3182.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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