<相場の読み筋>11月21日

2023/11/21 7:45

 20日の米国株式は、NYダウが前週末比203.76ドル高の3万5151.04ドルと続伸、ナスダック総合指数は同159.053ポイント高の1万4284.534ポイントと5日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6546万株、ナスダック市場が43億2987万株だった。マイクロソフトは現地19日、米新興オープンAIの元CEO(最高経営責任者)サム・アルトマン氏を同社に迎えると発表した。同社のAI分野の成長を期待する動きが強まり、同社株をはじめとしたハイテク株が堅調に推移。また、米20年物国債の入札が順調な結果となり、長期金利が落ち着いた動きとなったことも支えとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アプライド・マテリアルズやエヌビディア、インテルなども上昇した。

 21日の東京株式は反発後も、しっかりか。日経平均株価は、きのう20日に反落した反動や、現地20日の米国株式が続伸した動きもあり、買いが先行するとみられる。ただ、買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる展開も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の半ば(20日は148円91-92銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同162円56-60銭)と、円高方向にあることから輸出関連銘柄には重しとなりそう。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINEヤフー<4689.T>、オムロン<6645.T>、三菱商事<8058.T>などが、20日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比60円高の3万3380円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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