日経平均は97円高、買い一巡後は上値の重い展開に=22日後場

 22日後場の日経平均株価は、前日比97円69銭高の3万3451円83銭と3日ぶりに反発した。朝方は、きのう21日に続落したことや、現地21日の米国株式が下落したこと、注目された米半導体大手エヌビディアが決算発表後の時間外取引で下落したことなどから、売りが先行した。その後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに上げ転換。上げ幅を拡大し、午前10時28分には同239円36銭高の3万3593円50銭を付ける場面もみられた。後場は、上値の重い展開で、利益確定売りに押されたようだ。また、飛び石連休となることもあり、手控えムードも強まったもよう。東証プライム市場の出来高は11億9744万株、売買代金は3兆579億円。騰落銘柄数は値上がりが1077銘柄、値下がりが524銘柄、変わらず58銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が上昇。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も高い。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も堅調。キリンHD<2503.T>、JT<2914.T>などの食料品株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株は下落した。

 個別では、芝浦機械<6104.T>、東洋建設<1890.T>、ユナイテッドアローズ<7606.T>、フタバ<7241.T>、GLM<3486.T>などが上昇。半面、シャープ<6753.T>、エアトリ<6191.T>、メルカリ<4385.T>、テラスカイ<3915.T>、Wスコープ<6619.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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