日経平均は177円安と3日ぶり反落、安値圏でもみ合い商状=27日後場

 27日後場の日経平均株価は、前週末比177円86銭安の3万3447円67銭と3日ぶりに反落して取引を終えた。朝方は、前週末の強い動きが継続し買いが先行。ただ、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ転換し、弱含んだ。後場に入っても軟調な展開で、午後零時42分には、同228円49銭安の3万3397円04銭と、きょうの安値を付けた。その後は、安値圏でのもみ合い商状となった。また、外国為替市場で1ドル=148円90銭台(前週末24日は149円42-44銭)まで、円高方向に振れたことから輸出関連銘柄には重しとなったもよう。東証プライム市場の出来高は12億4822万株、売買代金は3兆1053億円。騰落銘柄数は値上がりが631銘柄、値下がりが973銘柄、変わらず55銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が下落。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も軟調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も弱い。一方、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株は上昇した。

 個別では、Ubicom<3937.T>、TSIHD<3608.T>、クロスキャット<2307.T>、三菱重工<7011.T>、アトラエ<6194.T>などが下落。半面、システナ<2317.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、コジマ<7513.T>、キャリアデ<2410.T>、JIA<7172.T>などが上昇した。また、MBO(経営陣による自社株買収)の大正薬HD<4581.T>はストップ高配分となった。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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