日経平均は39円安と続落、後場の後半には下げ渋り上げ転換する場面も=28日後場

 28日後場の日経平均株価は、前日比39円28銭安の3万3408円39銭と続落して取引を終えた。朝方は買いが先行したものの、株価指数先物にまとまった売りが出たことをきっかけに下げ転換。午前10時41分には、同149円63銭安の3万3298円04銭と、きょうの安値を付けた。外国為替が1ドル=148円台の前半で推移し、朝方の水準よりも円高方向に振れたことも重しとなった。後場に入り下げ渋る動きとなり、午後2時30分すぎには上げ転換する場面もみられたが、買いが続かず続落した。東証プライム市場の出来高は13億1365万株、売買代金は3兆3462億円。騰落銘柄数は値上がりが970銘柄、値下がりが635銘柄、変わらず54銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち16業種が下落、17業種が上昇した。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が下落。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も安い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、東京センチュ<8439.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株も弱い。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株は上昇した。

 個別では、シャープ<6753.T>、ネットプロテ<7383.T>、TOWA<6315.T>、TBASE<3415.T>、スノーピーク<7816.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、グローセル<9995.T>(監理)、双日<2768.T>、鈴木<6785.T>、ミガロHD<5535.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ