日経平均は17円程度安、売り一巡後は押し目買いが優勢もよう=30日前場

 30日午前10時1分すぎの日経平均株価は、前日比17円程度安い3万3303円前後で推移する。きのう29日に上値の重い展開だったことや、外国為替市場で円がドルやユーロに対して強含んでいることから、売りが先行。午前9時31分には、同150円18銭安の3万3171円04銭を付けた。その後は、押し目買いにプラス転換するなど、下げ幅を縮小する展開となっている。現地29日の米国市場では、NYダウが続伸した一方、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比5円高の3万3275円だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇している。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も安い。7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株や、アサヒ<2502.T>、キリンHD<2503.T>などの食料品株も軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も弱い。一方、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株は上昇している。

 個別では、ACCESS<4813.T>、伊藤園<2593.T>、TBASE<3415.T>、Wismet<9260.T>、IWI<4847.T>などが下落。半面、大真空<6962.T>、ケミコン<6997.T>、黒崎播磨<5352.T>、オーケストラ<6533.T>、ランドC<3924.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時1分時点で、1ドル=147円のトビ台(29日は147円29-31銭)、1ユーロ=161円40銭台(同161円69-73銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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